家庭でお手入れができる『除毛クリーム』について解説します。
除毛クリームのメリット
- 手軽に購入できる
- 塗るだけで簡単に除毛できる
- 短時間で効率よく除毛が終わる
- 痛みがほぼない
- 関節部分や背中でもぬりやすい
- 除毛後にチクチクすることがない
- 価格が安い
それぞれのメリットについて詳しく説明します。
手軽に購入できる
除毛クリームは医薬部外品で薬剤師が不在でも購入できるため、ドラッグストアだけでなくネットショップでも購入できます。
ドラッグストアで売られているということは、安全性も高いという点で安心して利用できます。
また、敏感肌用やVライン対応など、自分の肌質に合ったものや取り除きたい毛のタイプに合わせて最適な商品を選ぶことで、より高い効果を得ることができます。
塗るだけで簡単に除毛できる
除毛クリームは手に入れるのだけでなく、使い方もとても簡単です。
- 除毛クリームを塗る
- 待つ
- 拭き取る
- 洗い流す
以上のように、必要な量を除毛したい箇所にスポンジやヘラを使って塗り、説明書に記載されている時間(5~10分)置いた後に洗い流すだけで終わります。
気をつけたいのは塗るときよりも洗い流すときで、しっかりと洗い流さないと肌に残った除毛クリームが悪さをすることがあります。
手についてしまった除毛クリームもきれいに洗いましょう。
その点だけ気をつければ、他の脱毛方法とも比べて簡単に除毛できます。
短時間で効率よく除毛が終わる
除毛クリームは待機時間が5~10分程度ですので、塗る工程と洗い流す工程を入れても、20分もあれば除毛が終わります。
エステサロンやクリニックのように通う必要もなく、家庭用脱毛器のように何時間もかかりません。
石鹸で体を洗う感覚で、むらなくキレイに除毛できます。
さらに、毛が抜けるまでに2週間以上かかるエステやクリニックでの脱毛とは違い、脱毛クリームだとその場ですぐに毛がなくなるので、すぐにキレイな肌が手に入るのも嬉しいポイントです。
痛みがほぼない
自宅でできるムダ毛処理と言えば、カミソリや毛抜や除毛テープなどがあり、どれも時間がかかる上に多少痛みが伴いますが、除毛クリームなら痛みがほとんどありません。
しかし、肌にあわない除毛クリームを使用した際は、肌に赤みが出たりと何らかの影響が出るので、必ず全身に使用する前にパッチテストを行うようにしましょう。
パッチテストの方法は説明書などに記載されていますが、こちらでも後ほど詳しく説明します。
「痛いのがとにかく嫌!」という方は除毛クリームを試してみても良いでしょう。
関節部分や背中でも処理しやすい
カミソリやレディースシェーバー、テープタイプだと、ヒジや膝などの関節部分や背中などの処理はやりづらいですよね。また無理にやろうとすればカミソリの刃で怪我をしてしまいます。
しかし、除毛クリームなら関節部分の複雑な部分や見えにはないところでもクリームを軽く乗せるだけなので、他の自己処理の中では怪我の心配もなくキレイに処理できます。
除毛後にチクチクしない
除毛クリームはカミソリでカットするよりも、仕上がりが美しいというメリットもあります。
カミソリでカットした場合には、どうしてもムダ毛の断面が肌の表面に残ってしまい、毛が濃い人の場合にはポツポツと黒い点が残ってしまい美しくありません。
除毛クリームの場合には、毛穴の入口までクリームが侵入していき、毛の根元まで処理することで毛先が丸くなるので毛の断面が見えにくく、カミソリでカットしたときのように仕上がりがチクチクすることがありません。
さらに除毛クリームによって、古い角質が溶かされているのも合わさって肌がツルツルの状態になります。
価格が安い
除毛クリームは、1,000円以下のものから高くても5,000円しない程度の価格というのも嬉しいところです。
どれだけの範囲を除毛するかによって使える回数は違いますが、一般的に3~4回は使えますので、1回の除毛で200~1,000円程度しかかかりません。
エステサロンでの脱毛は1回で1~2万円かかりますので、その差は歴然です。
エステサロンは「脱毛」で除毛クリームは「除毛」ですので目的も効果も違いますが、手軽に毛を取り除きたいという人にはこの安さがとても魅力的です。
除毛クリームのデメリット
- 脱毛ではなく除毛なので定期的な処置が必要
- 人によっては肌へのダメージがある
- デリケートゾーンへの使用に適していない除毛クリームが多い
- 臭いがきつい除毛クリームもある
脱毛ではなく除毛なので定期的な処置が必要
ここまで「除毛」と「脱毛」という2つの言葉を使い分けてきましたが、除毛クリームでできるのは、毛を取り除く「除毛」です。
エステサロンやクリニックのような脱毛はできず、時間が経過すればカミソリでカットしたのと同じように、また毛が生えてきます。
このため、除毛クリームを使ってムダ毛処理をする場合には、定期的な処置が必要になります。
クリニックのレーザー脱毛なら、1年通うことで永久脱毛が可能できますが、除毛クリームでの除毛に終わりはありません。
このため、1回の処置でかかる費用が安くても、トータルで考えると、除毛クリーム代がかなり高額になることもあります。
また、除毛クリームでのお手入れを面倒に感じ、永久脱毛をしてしまうという人もいます。
人によっては肌へのダメージがある
除毛クリームはタンパク質を溶かすので、皮膚も溶かしてしまいます。
とはいえ、溶かしてしまうのは古い角質がほとんどで、すでにお伝えしましたように、むしろそのことで肌がツルツルになるというメリットがあります。
ただし、古い角質だけを取り除いてくれるわけではなく、多少なりとも新しい角質も溶かしてしまいます。
このため、人によっては除毛クリームを使うことが出来ないという点が、除毛クリームの1番大きなデメリットかもしれません。
デリケートゾーンへの使用に適していない除毛クリームが多い
除毛クリームは肌にも影響を与えるということで、商品によってはデリケートゾーンへの使用がNGになっているものが多いというデメリットもあります。
VIOラインと呼ばれるデリケートゾーンは刺激に弱く、使用可能となっているものでも炎症などの肌トラブルを引き起こす可能性があります。
このため除毛クリームで除毛するのは、足や腕、脇の下といった比較的刺激に強い部分だけだと考えてください。
もしVIOラインでも使えるとなっていても、安全性を考えてVラインの除毛に使う程度にしておきましょう。
臭いがきつい除毛クリームもある
除毛クリームは、含まれている成分の関係で、どうしても鼻を突くような強烈な臭いがします。
臭いの原因になっているのが「チオグリコール酸カルシウム」で、ほとんどの除毛クリームでこの成分が使われています。
除毛クリーム独特の強い臭いを弱めるために、他の香りをブレンドしている除毛クリームもありますが、余計に気持ち悪くなってしまうこともしばしば・・・。
しかし、メーカーは匂いを消すための研究開発も進めており、最近の製品はそれほど不快にならないものも増えつつあります。
匂いに敏感という人は、購入するときにできるだけ試供品で臭いの確認をしておきましょう。
まとめ